筆は書道を極める上でとても重要な要素です。書道筆には様々な種類があるため、それぞれの違いをよく理解して、効果的に使えるようにしましょう。
太さ別の適した用途
書道筆は、持ち手となる軸の太さで1〜10号、太筆・中筆・小筆に分類されます。
太筆
1〜4号は太筆になります。本格的な書道の作品や、一般的な書初めなどに用いられることが多いです。
中筆
5〜7号が中筆です。半紙に4〜6文字程度のサイズの文字を書くのに適しています。
小筆
8〜10号は小筆になります。封筒や手紙に文字を書く際に適しているサイズです。
長さ別に適した用途
書道筆は太さだけでなく、長さに関する分類も存在しています。筆の先端である「穂」の長さによって、様々な表現が可能になるのです。穂の長さは、穂の直径に対してどの程度長いかを基準に、下記のように分類されます。
- 超短鋒(穂の長さが直径の3倍程度)
- 短鋒(穂の長さが直径の4倍程度)
- 中鋒(穂の長さが直径の5倍程度)
- 長鋒(穂の長さが直径の6〜7倍程度)
- 超長鋒(穂の長さが直径の8倍程度)
穂はそのまま筆と紙の接着部分になるので、長ければ長いほど、草書や行書などの滑らかな表現が可能です。一方、短いものは楷書や写経といったはっきりした文字を書くのに向いています。
原料別の適した用途
書道筆は、毛の原料でも種類が違ってきます。
柔毛筆
柔毛筆で代表的なのは、山羊の毛を使用した羊毛筆です。毛が柔らかく、強弱がつけやすいことが特徴といえます。草書や行書など連続した文字を書く際に最適です。
剛毛筆
狸・馬・鹿・イタチなどの毛で作られた書道筆です。弾力があり力強い表現ができるので、とめやはねをしっかりと表現する楷書に向いています。
兼毛筆
柔毛と剛毛をどちらも使用した書道筆です。硬すぎず柔らかすぎないため、様々な用途で使えます。初心者におすすめの書道筆です。
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