書道に欠かせないものといえば墨液です。筆はもちろんのこと、墨液がなければ書道を行うことはできません。そんな墨液には、種類や違いがあることをご存知でしょうか?ここではその違いや特徴についてご紹介します。
墨液とは?
習字や書道で使う墨には、硯で磨る「固形墨」と、最初から液体になっている「墨液」の2種類があります。かつては、書道といえば固形墨が当たり前だったのですが、今ではその手軽さもあり、最初から液体として販売されている墨液が利用されるようになったのです。
墨液は明治中期に発案されて以来、様々なものが開発されてきました。一般的に墨液を大きく分けると「膠系」と「樹脂系」の2つがあります。
膠系と樹脂系の違いと特徴
前述したように、墨液には膠系と樹脂系の2種類があります。それぞれ下記のような違いと特徴があるため、よく理解してお好みの墨液を利用しましょう。
膠系
膠系とは、原材料に「膠(にかわ)」を使用しているものです。膠とは、動物の骨や皮などから抽出した物質のことをいいます。この膠を使った墨液は、色合いが固形墨とよく似ていることがメリットの一つです。
また、伸び方が固形の墨に近いため、固形墨と墨液どちらも使う人に向いています。一方、膠が固まらないよう塩分が含まれているため、乾燥までに時間がかかる点は注意が必要です。
樹脂系
樹脂系の墨液は、膠の代わりに樹脂を使った墨液のことです。樹脂は膠のものと比べると滲みが発生しづらいという特徴があります。
そのため、書道の基礎・基本である、とめ、はね、はらいの表現が明確になるので、力強い文字を表現しやすいのが特徴です。一方、樹脂系の墨液は固形墨と比べると色合いや伸び方が微妙に異なるので、その点は注意しておく必要があります。
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墨液は膠系と樹脂系の2種類があり、それぞれ異なった特徴があります。墨液は書道に必要不可欠な道具なので、ぜひこだわりのものを見つけましょう。書道用品を販売するキョー和では、様々なメーカーの墨液を取り揃えているため、お好みの商品をお探しいただけます。通販のため、気軽にご注文ください。