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書道を始める場合、まずは書道用具を購入する必要があります。書道用具を購入する際には、まずは道具の選び方から調べる方がほとんどかと思いますが、併せて道具の正しい使い方としまい方も知っておくのがおすすめです。
こちらでは、書道用具を購入する前に知っておきたい道具の選び方・使い方・しまい方と、半紙の意外な活用方法も合わせてご紹介します。書道を始める前に、ぜひ参考にしてください。
書道用具の中でも書道筆は、作品作りに大きな影響を与えます。そのため、慎重に選ばなければなりません。良い書道筆を選ぶ際には、四徳に注目しましょう。
・尖
特に細い書道筆を選ぶ際に重視したいのが、穂先の尖り具合です。きれいに尖っているものを選びましょう。
・斉
穂先がきめ細やかに美しく整っている様子を表しています。
・円
穂がきれいな円錐になっている様子を表しています。
・健
穂先にコシと弾力があり、しなやかであることを表しています。
これらの四徳が備わっているものが、良い筆だといわれています。書道用具のセットや書道筆を選ぶ際には、価格ばかりに注目するのではなく、四徳を参考に自分の目的と使い心地にぴったりと合うものを選ぶことが大切です。
また、素材にも注目しましょう。毛の種類や長さ、柔らかさ、硬さなどによって、書き心地や線の出方が異なります。一般的には、山羊毛や馬毛の筆が多く使われていますが、最近では合成毛の筆も増えています。自分の好みや書き方に合わせて選びましょう。
書道用具の中でも、書道の練習や清書に欠かせないのが半紙です。半紙には意外な活用法がたくさんあります。古い半紙が残っている場合は、捨てずにぜひ活用してみましょう。
和紙のような素材感の半紙は、障子の補修用にぴったりです。
独特な風合いが魅力的な半紙は、お菓子などをラッピングする際に役立ちます。和菓子や日本酒など、和テイストのものと相性抜群です。
半紙は油を吸収しやすいので、揚げ物をする際にキッチンペーパーの代わりに使うことができます。天ぷらなどの和食を半紙の上に置くと、上品な印象を与えます。
半紙は水分を吸収しやすいので、シンクの掃除に最適です。シンクについた水滴をそのまま放置しておくと、白いうろこ状の水垢になってしまいますので、半紙でしっかりと水分を取り除きましょう。
書道用具のセットにはたくさんの道具が入っていますが、まずは基本となる墨と筆の正しい使い方を知っておきましょう。
硯の岡と呼ばれる盛り上がった部分に水を注ぎ、「の」の字を書くように固形の墨をすります。この時、硯が安定するように、硯の下に布などを敷いておくことをおすすめします。墨がすれたら、できあがった液を海と呼ばれる低い部分に移します。
書道用の筆を初めて使う場合は、太筆の場合で2／3ほど、細筆の場合は1／3ほどまでおろします。おろしたい位置まで指先を使って優しくもみほぐしたら、水に浸けて筆についた糊を落とします。筆についた水分を和紙や布などでしっかりと拭き取ったら、すった墨をおろした部分に含ませて使用します。
購入した書道用具を長く使うためにも、墨と筆の正しいしまい方を知っておきましょう。
墨をすり終えたら、書き損じた半紙などですり口の水分をしっかりと拭き取ってから、箱にしまいます。保管する際は、直射日光の当たる場所や高温多湿な場所は避けましょう。
太筆は書き損じた半紙などで墨をしっかりと拭き取ってから、墨のついた部分まで水洗いします。洗い終えたら半紙や布などを使って穂先を整えながら、水分をしっかりと拭き取ります。細筆は水洗いが不要で、水を含ませた半紙や布などを使って穂先を整えながら、墨をしっかりと拭き取ります。
書道用の筆は洗い終えたらすぐ保管するのではなく、風通しの良い場所で十分に乾かしてからしまいましょう。
書道用具なら何でも揃うキョー和の通販では、書道用具のセットも販売しております。大筆や小筆などの書道用具一式とケースをセットにしたものや、ケースのみ、書道用具一式のみも販売しております。お好みの書道用品を選ぶことができ、手軽にご購入いただけます。何かご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
