これから書道を始めるという方は、まずは書道に必要な書道用品の種類を把握しておきましょう。書道には「文房四宝(ぶんぼうしほう)」と呼ばれる4つの書道用品が最低限必要です。
基本の書道用品：文房四宝
・硯
硯とは、固形の墨をするための道具です。一般的な硯は天然石で作られていますが、現在ではお子様でも取り扱いやすいプラスチックやセラミックの硯もあります。
・墨
墨には、固形の墨と墨汁と呼ばれる液体の墨があります。固形の墨は硯でする作業が必要ですが、自分好みの濃さを作り出すことができると人気です。また、液体の墨はすぐに使うことができると多くの方に選ばれていますが、含まれている薬品によっては筆を痛めてしまうこともあります。
・紙
紙には、学校の授業で使用する半紙や、書初めに使用する半切り（半紙）など、様々な種類があります。どの紙でも自由に選んでいただけますが、初心者には字のバランスを取りやすい半紙がおすすめです。
・筆
筆は「四徳」と呼ばれる、「尖」・「斉」・「円」・「建」の4つが備わっているものを選びましょう。「尖」とは筆の穂先が尖ってまとまっていること、「斉」は穂先全体がまとまっていること、「円」は穂先がきれいな円錐形をしていること、「建」は穂先にほどよいコシと弾力があることを表しています。
