書道に使う紙といえば、真っ先に半紙を思い浮かべる方がほとんどかと思います。一口に半紙といっても、紙質やサイズが異なる様々な種類があります。半紙選びで悩まないためにも、まずは半紙の紙質やサイズを知っておくことをおすすめします。
こちらでは、半紙の種類・紙質・サイズについてだけではなく、合わせて知っておきたい半紙の歴史についてもご紹介します。ぜひ参考にしてください。
書道用品の通販 キョー和が解説!半紙の種類
書道の授業や書道教室などでよく使われるのが、B4用紙に近い大きさの半紙です。半紙には、主に2つの種類があります。
手漉き
清書用として使われるのが、手漉きの半紙です。伝統的な製造方法で職人が1枚ずつ紙を漉く手漉きは、大量生産できないため機械漉きと比べて高価になります。
機械漉き
書道の練習用に使われるのが、機械で製造した機械漉きです。大量生産できるため、比較的安価な半紙がたくさん販売されています。
書道の上達には練習が欠かせません。練習用には値段を気にせずどんどん書ける機械漉き、清書用には手漉きと、用途に合わせて半紙を使いわけることをおすすめします。
半紙を取り扱う通販のキョー和が紹介!半紙の歴史
半紙の歴史をご存知でしょうか?半紙が書道用の紙として使われ始めたのは明治頃で、書道用の紙を半紙と呼ぶようになったのには2つの説があります。
飛鳥時代
杉原紙のふるさとである兵庫県多可郡多可町(旧:播磨国杉原谷村)では、約1,300年前の飛鳥時代から手漉きで杉原紙を作っており、現在でも昔ながらの製法で杉原紙を作っています。杉原紙は1尺6寸×1尺1寸あり、これを半分の大きさに切ったものを半紙と呼んでいたといわれています。
平安時代
平安時代に作られた「延喜式」には、和紙の規格を2尺3寸×1尺3寸とすると記されており、その和紙を半分にしたものを半紙と呼ぶようになったといわれています
半紙の紙質は何を書きたいかで選ぼう
半紙を選ぶ際には、まずは機械漉きか手漉きかに注目するかと思います。機械漉きと手漉きでは持ち味が異なり、一般的に機械漉きはにじみが少ない、手漉きはにじみが多いといわれてきました。
しかし、昨今の製造技術の進歩に伴い、現在では機械漉きと手漉きの区別は一般人にはほとんどつきません。半紙を選ぶ際には機械漉きや手漉きにこだわるのではなく、何を書きたいかで選ぶことも大切です。書きたいものが決まったら、まずは様々な紙質の半紙に実際に書き、イメージ通りに書ける半紙を選んでみましょう。
書道の練習に使われる定番のサイズは?
書道用の紙がすべて半紙だと思っている方も多いかもしれませんが、半紙とは紙の大きさのことを表しています。コピー用紙にA4やB5サイズがあるように、書道用の紙のサイズにも名前が付いています。その1つが半紙なのです。
半紙は全紙を縦半分に切った半切を、さらに横に切ったものです。全紙から効率よく取ることができるので、生産数も自然と多くなり、練習用に半紙が選ばれるようになりました。他にも、書道では画仙紙という紙が使われますが、こちらも大きさによって大画仙や中画仙などと呼び名が変わります。
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